今回はインプラントのメンテナンスについてお話します。
歯を失った場合、その後の治療として入れ歯・ブリッジ・インプラントと、主に3つの方法があります。その中でもインプラントは、両隣の歯を削らなくて済むことや審美面から、最近では埋入する方が増えてきています。
インプラントの長所として、しっかり噛めて美味しく味わえる・はずれる心配がない・美しい自然な仕上がり・歯槽骨がやせるのを防ぐなどが上げられます。
短所としては、外科手術を含め、長期の治療期間が必要・持病等で治療に制限がある・インプラント周囲炎のおそれ・費用が高額などが上げられます。
口の中は1mlの唾液の中に1億個の細菌がいると言われています。上記に上げた、インプラント周囲炎は、その菌が原因で起こります。骨に直接インプラントを埋め込むため、細菌の進入が骨に直接影響してきます。自身の歯の場合は、歯周組織という歯の周りの組織が骨を守ってくれるため、すぐに骨に影響が及ぶことがありません。そのため、セルフケアがとても重要になります。しっかり歯磨きが出来ていないと、骨が溶けてインプラントが脱落してしまうケースもあります。もちろん歯ブラシでは取りきれない汚れもありますので、3ヶ月に1回定期健診にお越しいただくことも大切です。
しっかり歯磨きをして、少しでも長く維持していけるようにしましょう。