治すとは、使える歯として残すこと
ヒロ横浜デンタルの精密根管治療
根管治療は、歯周病と並んで基本的な治療となり、家を建てることに例えれば基礎(土台)になる部分です。どんな家も基礎がきっちりしていなければ地震や、長く使っていくのには耐えられません。
根管治療がきちんとされていないと、どんなに審美的に優れた歯を入れたとしても、一時的に治ったとしても再治療になってしまうことになりかねません。
歯の神経が入っていた根管という管は、とても複雑です。歯種によって様々な形態があり、尚且つ人によって多種多様な形をしています。
従来の肉眼での治療はこういった複雑な形態に対応することが難しいため、専門性の高い医院での治療がお勧めです。
当院ではマイクロスコープを使い、確実な治療をすると共に、ラバーダム等の使用による感染予防を徹底することでより確実な根管治療が行えます。
根管治療とは
根管治療とは、歯の中の神経を除去し、神経のあった管の中のばい菌感染を消毒してからその空洞を薬剤で封鎖し、歯を再度使えるようにするための治療です。
根管治療の目的
根管治療の目的は、原因となっている根管の中の感染を除去し、新たに細菌が入らないように薬剤によって塞ぐことで、症状を治す事と、再度治療が必要な状態にならないようにすることです。
抜歯しなければならないのは?
完全な歯根破折が起こっている場合や、再治療や外科治療を行っても症状の改善を認めない場合は抜歯になることがあります。
但し、歯科医院にて抜歯や破折と言われた歯でも当院のような専門医院にて診査した場合には治療、保存が可能な事があります。
通院中の歯科医院が根管治療の専門医院でない場合は、抜歯の前に専門のクリニックでの相談をお勧めします。
再発する可能性について
根管治療について調べた論文等では、専門医が行った治療は初期治療でおよそ90%、再治療で60%~80%の成功率と言われています。
再発の可能性はありますが、専門医で根管治療を行った場合は
再根管治療ではなく、外科など別の対応が必要になります。
通常の歯科医院でおこなった根管治療の再発の場合には通常、再根管治療を行います。
根管治療で治せないケース
歯根破折
専門医で再根管治療及び外科治療をしても改善しない、もしくは再発が認められる場合。
※一般の歯科医院で上記のように診断された場合でも、専門医にて診査した場合には残せる可能性がありますので一度来院されることをお勧めします。
治らなかった際の治療方法
精密根管治療でも改善しない場合は、歯根端切除術もしくは再植といって原因となる根の先の病変を直接取ってしまう外科処置を行います。
症状別の治療方法
こんな症状の際には早めに来院することをおすすめします。
・神経治療した歯が咬むと痛い
・ズキズキと我慢できない痛みがある
・歯茎が腫れる、膿みが出てくる
・根管治療をしたが痛み等が改善しない、もしくは症状が再発した
・歯根歯折と診断された(残せる場合があります)
・抜歯と診断された(残せる場合があります)
痛みを我慢せずに、お気軽にご連絡ください。
1. 初めて神経をとる治療
虫歯のばい菌の感染によって痛みが出てしまい、歯の神経を除去しなければならなくなった治療のことです。
症状
虫歯によって我慢できないような痛みが出てしまった時などが代表的です。
根管治療が不十分で神経の管に細菌が残っていることで症状が再発する場合や、治療した歯に再度虫歯ができてしまい細菌が感染することで起きる場合があります。
痛くなる原因
歯の神経に細菌が感染することで神経が炎症を起こし、温通や自発通といった痛みが出てきます。軽度の冷通であれば、神経を取る必要はありませんが、痛みが強い場合は神経の炎症が治らないほど進んでしまっているため、根管治療が必要です。
この場合は、以前された神経治療が不十分で細菌が中に残っている場合と、再度虫歯になり細菌が入りこんでしまうことが原因です。根管の中で細菌が繁殖し、根の先から体の中に入り込んでくることで、根の先の体の中に炎症を起こして痛みがでます。
慢性的に進むことも多く、症状がない場合と、炎症が急激に起きて痛みが強くでる場合があります。
2. 再根管治療
以前に神経を取る根管治療をした歯が、痛み等のなんらかの原因で、再度根管治療をしなければいけなくなった場合のことです。
虫歯によって歯に入り込んだ細菌が、神経まで達してしまった時に必要になります。
症状
噛むと痛い、歯茎が腫れて痛い、歯茎にニキビのような膿みが出てきた等が代表的です。
感染根管による炎症
根管治療がされている歯は、根の中に感染が起きても歯の痛みは感じません。歯の中の細菌が根の先から体の中へ入ると、周囲の骨を溶かしていきます(根尖性歯周炎)。慢性的な炎症として、痛みがないまま骨を溶かしていくことが多いですが、なにかのきっかけから、歯茎が腫れる、咬むと痛いといった急性炎症による痛みが生じることがあります。
治療したのに痛みが引かない・痛みが出る理由
治療中においては、治療の刺激等により一時的に痛みや腫れが起こる場合があります。通常は数日で改善し、問題ないことがほとんどです。 また治療は数回かけて行うため、すぐに改善しない事があるともに、治療すれば絶対に治るものではありません。改善しない場合は経過観察を行ったり、外科治療を考慮したり別の治療法を検討します。
根管治療が終わったあとに痛みが引かない、再度痛みがでる場合は通常の根管治療では治らない場合が考えられます。
根管治療の専門医への相談をお勧めします。
きちんと根管治療をしなかった場合・・・
根管治療が不十分だった場合でも、必ず問題が起こるとは限りませんが、通常は慢性的にお痛みがないまま根尖病巣を作ったり、将来的に歯肉の腫れやお痛みに繋がり、再治療になる可能性が高いと考えられます。
治療完了までの期間について
根管治療は1回約1時間半前後の治療時間が必要になります。
回数は歯の種類や状態によって変わりますが、2回~4回程度となっています。
根管治療後は被せ物を入れる処置で2~3回、また該当の歯の治療に関わらず歯周病があれば歯周病治療、治療後の予防管理や治療後きちんと治っているか確認のための経過観察など必要になります。
症状によっては治療中の経過観察の期間が長くなったり、他の治療方法を検討するなど治療期間が長くなる事があります。
痛みに対する徹底した配慮
治療中は痛みを感じないよう、必ず麻酔を行っています。また術後の痛みに関しては痛み止めにて対処しております。
来院前などは市販の痛み止めにて対処頂く場合もありますが、お困りの場合はご一報下さい。
治療に伴うリスク
根管治療することにより治療の影響で一時的に痛みが強くなることがあります。
患者さんからよくある質問
患者さんから寄せられる疑問に、当院の専門医がお答えします。
1. 治療前の痛みにはどのようなものがありますか?
A:他の医院で治療を行ったのにも関わらず痛い場合など根管治療が必要な状態の痛みとしては......
2. 治療時の痛みにはどのようなものがありますか?
A:治療中は可能な限りお痛みがでないよう配慮しています。......
当院の治療成功率が高い理由
精密な治療を行うために利用する機器についてご紹介します。